更新が滞っていた間にもいろいろなことがありました。wena wrist leatherを購入したとか、wena wrist proの初動に出遅れたため欠品で買えず、2018年1月にやっと購入し、初期不良と戦った結果として現在3台目が腕に巻かれています。シリアルナンバーが70000番台に変わりましたけどこれって何か違うんでしょうか?
最近はXperia X CompactのBluetoothが勝手に電源オフになる謎の症状と闘いながらwena wrist proを常用しています。ブログを更新しないのは運用が安定して特に言うことが無くなったからという面もあります。単純に忙しかったからなんですけど。
会場は
参加者はビルの入館証(FeliCa)と名札を首から提げて。直前にRX100M2が壊れたので代わりのカメラを用意したんですが、誰か気づいてくれることを信じてQX1を持って行きました。隣の方に気づいて頂けました。
wena wrist pro/activeのメイン開発者によるパネルディスカッションが行われました。少ない人数でleather、pro、activeを同時に世に出す難しさ、時計標準の5気圧防水に対応するためにとても苦労した話、従来モデルの改良ではないactive独自の苦労話といった内容でした。
没企画となった海外向けwena wrist Gの話。海外で主に使われるペイメント機能は銀行との連携といった問題をクリアしていかなければならないため展開が遅くなる。それならばと初代からペイメント周りを外してスマートバンド機能に絞って販売しようとしたところ、ペイメント機能が無いのはどうなの、初代のままの大きさで良いの、と意見が出て没になったそうです。GはグローバルのGらしいですよ。
休憩を挟み、wena wrist pro/activeの分解会です。
各テーブルに1台ずつのproとactiveが用意されました。これらをドライバーとピンセットで分解していきます。
まな板の上のwena wrist。
一番大きい裏蓋を外したところ。この位置の裏蓋は防水とは無関係で、シリアルナンバーや法的な表示を行っているだけなんだそうです。前作wena wristではこの位置で防水されていたそうです。
コマ側の裏蓋を4枚外しました。wena wrist proに使われているネジは一般的な時計と同じマイナスネジで、作業性は悪くなるものの一般的な時計と同じということを大事にして採用したのだそうです。フレキシブルケーブルが入っているコマは非防水、バッテリーの入っているコマは防水です。フレキシブルケーブルの部分に段差を生まないよう、フレキとガスケットを一体成形しているのだそうです。携帯電話の防水機構が参考にされているそうですよ。
中蓋を外したところです。中央左に見える銀色の丸がバイブで、通常は赤黒白であるケーブルをグレー黒白にして内部までモノトーンに統一しているそうです。見えないところに手間とお金がかかっています。普通じゃないことをするってお金がかかるんですよ。初代はここを両面テープでシールしていたそうですが、それでは5気圧防水が実現できなかったのだそうです。
コマからバッテリーを外しました。フレキとバッテリーで一つの部品みたいになっています。
0.1Wh×2個。すごいですね。
リチウムイオン電池の表示ですが、ここもモノトーンです。世界観です。
中蓋と基板がぴったりはまるようになっています。腕時計のバックルは弧を描いている形状なのですが、ここに平面の基板を収めようとすると無理が生じてきます。中央部は薄く、側面部に背の高い部品を実装することでバックルの厚みを初代よりも薄くできたそうです。SONYは低背化が好きですね。
基板の表側です。様々なチップが実装されていますね。メイン基板は6層基板なんだそうです。薄さとコストの兼ね合いで難しいバランスを取っているのだそうです。
ピンセットでつまんだことでFeliCaアンテナが露出しました。金属で覆われた内部にアンテナを納めている形状でFeliCaとBluetoothの通信を行うために、筐体そのものをアンテナとして用いる技術がつかれているのだそうです。金属に覆われたアンテナというとXperiaにそんな話がありましたね。ここも携帯電話の技術が応用されているのだそうです。有機ELディスプレイは剥がすと壊れるそうで、wena wrist proの分解はここまでです。
いけないことをしているようで、ぞくぞくしますね。ガスケットが破れたのでもう戻せません。
お次はwena warist activeの分解です。activeはあまり接した機会が無いので、ここまでじっくり見たのは初めてです。
wena wrist activeのFeliCaアンテナです。BluetoothとGPSのアンテナは黒い外装パーツのシリコーンの内部に納められているのだそうです。
黒い外装パーツは樹脂の芯とその周りのシリコーンでできているそうです。シリコーンの薄さの具合で防水に影響が出たり、ディスプレイが見えにくかったり明るすぎたり、薄さの制御に苦心したそうです。BluetoothとGPSのアンテナはLDS(樹脂材料に金属錯体を分散させ、レーザー光によって錯体を還元して触媒とすることで樹脂表面に選択的にめっきを行う技術)によって樹脂の芯の上に成形されており、パーツを高度に一体化することで薄さを実現しています。これも最後まで調整が大変だったそうですよ。
wena wrist proと同じモノトーンのケーブルがついたバイブです。wena wrist proと一部部品が共通化されていますね。こちらは極限の低背化をしなくていいのでコネクタがついているそうです。
心拍センサーです。仕組みを知らなかったので教えていただきました。緑色LEDの光を血液のヘモグロビンが吸収する程度を見ているんだそうです。脈動によって血流が増減するというわけです。
バラバラになったwena wrist pro/activeがどうなるのかというと、開発のための予備パーツとして活用されるそうです。ジャンク箱に納められて活躍の日を待つわけですね。
そして懇親会へ。お酒と料理が振る舞われました。アンバサダー同士や、wenaチームメンバーとの歓談が行われ、私も日頃気になっていることを話してみたり。wenaチームでも他社製ヘッドのフィッティング情報を気にしているようで、公式にこれが使えますと言えなかったり全部調べるわけにもいかなかったりいろいろ大変なようです。私もネット上のフィッティング情報を集めてブログ記事にしてみたりしましたが、公開から1年ちょいで14万アクセスあるので世間的にも気になる情報のようです。
wenaチームの時計師ドクターが改造した、世界に一つのオリジナルヘッドプレゼントじゃんけん大会も行われました。Cal.90S5のデイト機能を他のヘッドからwenaメカニカルヘッドへ移植したのだとか。こちらは力こそパワーのうぃるさんがゲットしました。あ、エレベータでご一緒したのが私です。
おわり。参加者全員で集合写真を撮り、對馬さんへ参加者の寄せ書きをお渡ししました。お疲れ様でした。そのへんにあった名札用のサインペンで字を書いたらすごく太かったのが私です。
おみやげに時計スタンドとTシャツを頂きました。前回のアンバサダー・ミーティングではグレーだったそうですが、今回はホワイトです。世界観ですね。
おまけ。大崎のローソンでローソンスマホペイしてきました。5%還元は今月末までですよ!
室内にJ-Mupsの電子マネーリーダーが置いてありました。社員はここでクリエイティブを発揮しつつお菓子を買えるようです。
こちらは楽天Edy専用。コーヒーも飲めるようです。
会場に對馬さん私物のtype P用ポーチがあったので、当時の思い出話みたいなことをしました。久しぶりに引っ張り出しましたがなぜかWindows 10が入ってますね。どうしてでしょうか。
最後にインターネットにつながったのは2015年末のようです。
おわり。
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